愛の後遺症 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
人生は本当に何が起こるかわからない。あの優秀なドクターが、こんな惨状に!「ERで命を落とすなんて、ぼくが許さない。だろう、リリー?」ERの看護婦をしているリリーは、グレッグの言葉にうなずいた。グレッグは凄腕の強気な外科医で、毎日多くの人命を救っている。そして、数多くの女性とつき合うプレイボーイでもあった。リリーはERの医師としてのグレッグを尊敬しながらも、彼からの誘いは断り続けていた―次々と女性を替えた父親を持ち、ああいう男性の正体はわかっている。もしも愛してしまったら、必ずひどく傷つくことになるのだ。だがある日、グレッグはスキーで事故に遭い、重傷を負った。ベッドに固定されたグレッグを見て、リリーは動揺を隠せなかった。胸にチューブを挿入され、あちこち複雑骨折で動くこともできない。下半身麻痺が残る可能性に、彼はひどく苛立ち、憔悴していた。病室を出たリリーの目に、思いがけず涙があふれた。
笑って、ケリー (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
いまは着陸のことだけ考えるのよ。人里離れた道端でひき逃げにあって倒れていた少女の命はいまや風前のともしびだ。気持ちを集中して病院の庭に機体を下ろす。エンジンを切る前に、危険なヘリの翼の下に入ってくる男がいる。規則を知らない新顔にかっとなったケリーだったが、少女に優しく語りかけるその姿になんとか怒りをしずめた。その男ダン・ブレナンは、救急センター員ではなかった。新任の副院長、そして、ケリーたち救急ヘリコプター隊のあらさがしをするために雇われたお目付役というふれこみだ。仕事を奪われるわけにはいかないわ。心を閉ざさなくてはだめ。そう、たとえ心ひかれる相手であっても…。
内容(「MARC」データベースより)
新任の副院長ダン・ブレナンは、ケリーたち救急ヘリコプター隊のあらさがしをするために雇われたお目付役というふれこみだ。仕事を奪われるわけにはいかないわ。心を閉ざさなくてはだめ。そう、たとえ心ひかれる相手であっても…。
仮面の恋人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
4人目の男、土木技師だというクリスは思った以上に魅力的だった。それだけに、新聞記者トレーシーは気を引きしめた。“だまされちゃだめ。彼こそ獲物かもしれないのよ。”今、世間では“ロンリーハート事件”が横行している。新聞に交際希望の広告を出した人を狙って金をだまし取る、アベックによる悪質な詐欺事件だ。憤りを感じた彼女は犯人を捕まえて記事にしようと金持の女性に変装して自らおとりになったのだが、返事をよこしてきた男たちのなかでこのクリスが一番怪しいのだ。しかしデートを重ねるうちトレーシーは彼に惹かれていってしまう。恋と仕事のジレンマに陥っている彼女をクリスは旅行に誘った。“やはり彼が犯人だわ。例の詐欺師の手口と同じ誘い方だもの”危険を承知でトレーシーは一緒に行くことに決めたが…。
いつもきみを見ていた (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
幼いころからずっと孤独だったマリーは、かつて、指導教官のピートに愛を告白したがすげなく拒絶された。彼女は今製薬会社の研究者で、社長ジェドの婚約者でもある。マリーにある日、とんでもない極秘情報がもたらされた。彼女が最近開発した特殊なウイルスの解毒剤を、ジェドが犯罪組織のボスに横流しした疑いがあるという。婚約者の無実を確信したくて、彼女は十年ぶりにピートに連絡した。ジェドと仕事上でつき合いがあったピートなら、彼を助けてくれる。だが再会の日、マリーはピートに会ったことを心底悔やんだ。婚約者にも抱いたことのない熱い思いが激しく甦るのに気づいたのだ。
さよならパリの夢 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「わたしのこと覚えておいでなんですか?」大学の教授アンディとの10年ぶりの再会に、サラの胸はときめいた。3年前離婚してパリから帰国した彼女は、今5歳の娘とふたり、ワシントンで暮らしている。働きながら大学院にも通うあわただしい毎日だ。もう恋なんて…そう思っていたはずなのに、アンディと一緒にいると温かな満足感を覚える。“でも、深くのめりこんではだめよ”彼とつきあいながらもサラはそう自分に言い聞かせていた。ある日、アンディの家に電話をかけると若い女性が出てきた。どうやら彼には特別な女友だちがいるらしい。“わたしとキスしておきながら、別の女性ともデートするの?”わき上がる嫉妬心に気づいて、サラは自分が信じられなかった。
夢のエルドラド (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「ぼくを“若い方”なんて呼ぶのはやめてくれませんか」初対面のドノバンに言われてマリアンはびっくりして謝った。「でも、29歳ならわたしに比べたらずっと若いわ」「そう言うあなただってお若いですよ」「38よ。138歳のような気がすることもあるわ」ドノバンとこんな気楽な会話を交わしたのがついこの間のことだったなんて信じられない。夫が愛人の家で亡くなって1年、マリアンは残された小さな石油会社をたったひとりで切りまわしてきた。それなのにいま、9歳も年下のドノバンに愛を打ち明けられて、マリアンはどうしたらいいかわからず取り乱して言ってしまった…。
光る風の谷間 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ネバダ生まれのメイは祖母の故郷バスクに行くのが夢だった。そのために大学で5年もバスク語を専攻し夜はカジノでアルバイトをして頑張ってきた。そしてその機会が突然訪れる。バスク語教授ピオがメイにプロポーズして断られた直後謎の死を遂げ、彼女に保険金をのこしたのだ。メイとしてはその死にも負い目があるのに保険金など受け取れない。彼の故郷バスクに行って遺族にこのお金を受け取ってもらおう。ところがピレネーの町にピオの家は見つからなかった。そして祭りの夜それとは知らずにピオの兄、ロレンスと恋におちてしまう。ロレンスは“生涯に一人の女性しか愛さない”名家の家長だ。メイも心から永遠の愛を信じて結婚したが、そこへ一通の不幸な手紙が舞い込んだ。
消せない恋心 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
レイチェルの長い平穏な結婚生活は夫の死で終わりを告げた。それを待っていたように幼なじみのトミー・リーが現れた。同じ町に住みながら深い事情で会うのを避けてきたが、24年振りの再会にレイチェルは激しく動揺した。かつてふたりは純粋に愛しあい子供までもうけながらも親たちの無理解によって引き裂かれたのだ。いまのトミー・リーは三度の結婚に失敗し、女たらしだというもっぱらの噂だ。人生の半ばにさしかかった男と女の愛―。でも、ただ過去をなつかしむだけでは寂しすぎる…。
Book Description
Once they were high school sweethearts. Now, twenty-four years later, Tommy Lee can still excite Rachel like no other man.
--このテキストは、
マスマーケット
版に関連付けられています。
鍵の行方 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「去年の七月のあの事件のとき、ぼくはご主人の隣の席に座っていたのです」大学教授、アラン・ジョンストンと名乗る男の告白に、ケイは激しく動揺した。九カ月前、夫はたまたはハイジャック機に乗り合わせ、犯人によって見せしめとして射殺された。以来けんめいに働いてホテルの経営に打ちこみ、不幸だった結婚生活や夫の死や絶望の日々など、つらい思い出を忘れようと努めてきたのに…。この人はいったい今ごろなにをしにここへ来たの?「ご主人に頼まれたことがあるのです。“もしわたしが生きのびられなかったなら、来年の四月を待って妻にこれを渡してほしい”と」それは見覚えのない一本のブロンズの鍵だった。その鍵をめぐって、二人は事件へと巻き込まれていく―。
裏切りの花婿 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学生になって初めての夏、リサは婚約者を連れて故郷に帰った。大牧場を経営する父に、彼を紹介するためだ。だが、牧場にふらりと現れた石油鉱山師ミゲルに彼女はたちまち心を奪われてしまった。「世界中の石油よりもきみが欲しい!」やさしくも男らしい、信じられないほど魅力的なミゲルは、そう言ってリサを虜にした。大勢が見守るなか、ふたりは大邸宅で盛大な結婚式を挙げた。その直後、リサは大変なものを見つけてしまう。“リサと結婚すれば牧場の地所で石油井戸を掘る権利を…”父とミゲルが取り交わした契約書だった。ウエディングドレス姿のまま車に飛び乗り、リサは逃げた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニコルソン,ペギー
テキサスの大農場に生まれ育つ。ブラウン大学を卒業し、高校で十年間教鞭をとったのち、作家生活に入る。現在はロード・アイランドに住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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